データサイエンス

データサイエンスとは

データサイエンスは、ひとことで言うと、まさしく《データに関する科学》です。
私たちのまわりには、大学で行う研究や実験室で得られる実験・観測データだけでなく、
産業や医療、行政など社会を支える
分野で扱う統計データから、ネットショップや
Twitterといった身近なサービスの利用履歴まで、
実にさまざまなデータが存在します。

北海道大学のデータサイエンス教育は、
こうしたデータを正しく読み解く技能と
膨大なデータから有益な《価値》を
引き出す能力を養成します。

ICT(Information and Communication Technology)とIoT(Internet ofThings)
により産業構造が大きく変化しつつある
現代において、社会の幅広い領域で、
データを扱うことができる人材が求められています。
そのため、データサイエンスの基本的な素養は
今後、文系理系を問わず、これからの大学生が
身につけるべき能力といえるでしょう。

データを扱うには、統計学・情報学・数学に関するスキルや概念が基本となり、
重要な礎ですが、それらがすべてではありません。
現実の世界におけるデータの意味は、
それぞれの分野によって異なるため、
実際のデータを用いたケーススタディや実践が、
データサイエンスの修得において大きな意味を持ちます。

平成29年度、北海道大学は文部科学省
「数理及びデータサイエンスに係る教育強化事業」の
全国6拠点のひとつに選定され、さらに平成30年度には、
修士レベル対象の「超スマート社会の実現に向けた
データサイエンティスト育成事業」および
博士レベル対象の「データ関連人材育成プログラム(D-DRIVE)」で、
本学を中心とした取り組みが採択されました。

北海道大学では、文系理系を問わず、すべての学生に向けて、
データサイエンスの教育事業を展開します。