ラーニングサポート

1.e-ラーニングコンテンツ


これまで開催していた《Python演習サポート・セミナー》を発展させて、令和3年度より《MDSセンターオープンコース》を開設しました。北海道大学の学部(情報学I履修前の1年生を除く)および大学院に在籍するすべての学生は、ELMSからの認証連携により、当コースに自由にログインして独習などに利用できます。

 

《MDSセンターオープンコース》
– Pythonプログラミング演習(全学教育必修科目「情報学I」で一部を使用)
– Rプログラミング演習
– Python・R環境セットアップ(動画)
– データ解析関連の放送大学コンテンツ(動画・キャプション付き)

 

MDSセンターでは、2020年度の試行を経て、2021年10月より「数理・データサイエンス・AIセミナー(通称MDS・AIセミナー)」を実施しております。
現在はオンデマンド形式でセミナーを開講しており、北海道大学に所属する学生・教員・職員の方は誰でも参加可能です。
現在公開されている講座は以下の通りです。今後も順次拡充を予定しております。

 

《MDS・AIセミナー》
– データサイエンスへの導入
– DSプロセスとDSスキル
– 参加環境セットアップ
– 記述統計と単回帰分析
– データ加工処理
– データの可視化
– 機械学習への導入
– 教師なし学習
– 教師あり学習(回帰)
– 教師あり学習(判別・分類)
– アンサンブル学習
– ディープラーニング

 

【申し込み方法:北海道大学の学生の方】
オープンコースよりお申し込みください。


【申し込み方法:北海道大学の教職員の方】
MDS・AIセミナー相談連絡先(E-mail:seminar.mdsc@ml.hokudai.ac.jp)までご連絡ください。オープンコースにご登録いたします。

 

2.数理・データサイエンスに関するラーニング・サポート

 

MDSセンターでは、ラーニングコモンズおよびオンライン会議ツールoviceを活用したラーニング・サポートを開催しています。MDSセンターが提供する「Pythonプログラミング演習」や「MDS・AIセミナー」に関する質問だけでなく、自分の研究にPythonを活用する方法や、AIに関する世間話など、データサイエンスに関わる話題であればお気軽にご参加ください。

MDSセンターで開催している「MDS・AIセミナー」の実際の講師が、皆様の相談に乗ります。ラーニング・サポートについての詳細は、オープンコースからご覧下さい。

 

バーチャル空間oviceを利用した会議室の様子

 

 

3.実践教育/実践力育成プログラムでの利用

 

実践教育プログラムは主に卒業論文等に取り組む学部生を対象とし、実践力育成プログラムは主に修士論文等に取り組む修士課程学生を対象にしています。これらのプログラムは学生自身の研究におけるデータサイエンスに関わる部分について、専門知識を持った教員による家庭教師のような個別指導を受けるものです。ラーニングコモンズは、この打ち合わせやセミナーを目的として使われます。(教育・カリキュラムのページ参照)

また、「小さい学習塾」型の少人数課外セミナーや外国人留学生向け課外セミナーなどの企画にも利用されています。

 

4.受講生からの声

 

2019-2020年度実施の《Python演習サポート・セミナー》では、受講生総数は300名近くありました。受講者はまずラーニングコモンズでの対面でのグループ学習から始めて、そのあとは自由にオンラインを含めた独習とするやり方でした。いずれも院生チューターによるサポート付きです。研究室単位でワイワイやりながら行うケースも度々ありました。あいにく2020年度は、コロナ禍のためにすべて個別でオンラインでの実施としました。受講者の皆さんから、次のようなご意見をいただきました(2019-2020年度実施時のアンケートから抜粋)。

 

<受講生の感想>


・段階的にPythonの使用方法を学べ、分かりやすかった。
・海外留学中にPythonを日本語で学習できるプラットフォームを利用できたことは大変ありがたい。
・手を動かしながら学ぶ機会が得られることが良い。
・煩雑なインストール作業をせずにブラウザ上でプログラミングのチェックができる点が特に良い。
・ミニテストが含まれるので『読むだけ』にならないことが良い。
・他言語にも応用できる基礎的な考え方「プログラミング的思考」が学べる。
・プログラミング初心者に対して導入から非常に丁寧に解説がされており、極めて有用なツールであると感じる。
・今後本教材の周知がより進む事で、効率の悪い独習を行う初学者が減り、pythonによるデータ解析がより一般的になることに期待。
・プログラミングは一種のゲームみたいで楽しかった。
・TAの方々が親切で親しみやすく、丁寧に教えてもらえた。

 

そのほかにも次のような要望もありました。

 

<受講者の要望>


・matplotlibを利用したグラフの書き方、整え方という題材についても提供してほしい。
・演習からさらに発展した内容もあると助かる。
・心理学の研究領域などでも、PythonやR等のプログラミング言語を使用する機会が増えています。(中略)これらの統計処理の方法等のセミナーを希望します。

 

これらについては、現在、数理・データサイエンス教育研究センターで後続の(Python・Rベースの)e-ラーニング教材の開発を進めており、順次、オープンコースにて提供していく予定です。

 

5.ラーニングコモンズへのアクセス

 

ラーニングコモンズは、MDSセンター内にあります。MDSセンターの場所は、交通アクセスのページを参照してください。