Learning Management System

教材開発

Hokkaido University

MDSセンター・オープンコースのご紹介

令和3年度より、MDSプラットフォーム上に下記のオープンコースを開設しました。北海道大学の学部(1年生を除く)および大学院に在籍するすべての学生は、ELMSからの認証連携により、当コースに自由にログインして独習などに利用できます。

 

《MDSセンターオープンコース》 
– Pythonプログラミング演習(全学教育必修科目「情報学I」で一部を 使用)
– Rプログラミング演習
– Python・R環境セットアップ(動画)
– データ解析関連の放送大学コンテンツ(動画・キャプション付き)

 

北海道大学の教職員の方々については、現時点では利用希望の方を個別に登録する方法を取っています。
コースの各コンテンツは、学部あるいは大学院での授業や研究室等における事前準備用の資料や副教材としてもご利用いただけます。

 

コースの各教材に関するご質問などは、コースに配してあるQ&Aフォーラムをご利用ください。ご投稿に対応して、サポートチームがフォーラムで回答あるいは個別での対応などをお返事します。

 

MDSプラットフォームのご紹介

効果的・効率的な教育の実現のため、ICTを用いた数理・データサイエンス教育プラットフォーム「MDSプラットフォーム」を開発しています。
MDSプラットフォームは、「情報学教育支援システム」、「数学教育支援システム」、「データ提供システム」の3つからなります。
「情報学教育支援システム」と「数学教育支援システム」は、ブラウザ上で受講できる演習システムです。「データ提供システム」は、数理・データサイエンス教育に活用できるデータを集め、提供するポータルサイトです。

情報学教育支援システム

情報学教育支援システムについては、ソフトウェアプログラミング演習機能を持っています。独習にも耐えられるよう、説明文を付けており、説明に従って、ブラウザ上で「プログラム」を記述できます。また、記述したプログラムを「実行」し、結果を確認しながらプログラミングを学ぶ事ができる構成となっています。
第一弾の言語として、AIや機械学習分野で中心的に求められる「Python言語」の独習を進められる演習機能を開発していますが、他の言語のテキストを作成することで、同様の動作の独習システムを作成できるつくりになっています。

数学教育支援システム

数学教育支援システムとしては、米国数学協会(MAA)のWeBWorK(数千題の問題ストックを持つ教育システム)をベースに自習用e-Learning機能を構築し、全国に先駆けて試行運用しています。

Hokudai Mathematics WeBWorK

数理・データサイエンス教育用データ提供システム

データサイエンス6大学コンソーシアム データベース分科会では、数理・データサイエンス教育で利用できるデータの整理と検討を行っています。
データベース分科会の主査である北海道大学が、データ共有のための仕組み「教育用データ提供システム」の構築を行っています。
教育用データ提供システムは、次のような機能を持っています。

主な機能一覧

  • データ共有・参照機能
  • Open data方式で、外部データを参照するポータルサイト機能
  • データに対するタグ付け機能
  • 各データについて、データ種類や分野等のタグを付与できる「タグ付け」機能
  • 利用実績をログとして記録する機能
  • 利用実績に基づくタグ付けと逆引き機能
  • 利用実績のログから、逆引きを可能とする機能

データに対するタグ付け機能は、個々のデータに対して属性を与えられる機能で、色々なタグから、教育に使えそうなデータを探すことができます。例えば、数理・データサイエンス教育カリキュラムに応じて、特定の手法で使えそうなデータを探す、といったことができるようになります。
このシステムは、open dataでよく用いられるデータ共有方式で、教育用データの「ポータル」の役目を担います。